ケガ予防2026.11.05 約2分で読めます
野球肩とは:成長期の中学生に多い症状・原因と痛いときの対応
投げると肩が痛い、腕が上がりにくい。成長期の中学生に多い野球肩の種類、痛む場所と症状、原因、そして痛いときにまずやるべきことをまとめました。

野球肩(投球障害肩)は、投球動作を繰り返すことで肩に起きる痛みや障害の総称です。成長期の中学生では、骨の成長軟骨が傷むタイプが多いのが特徴です。この記事は一般的な情報です。痛みがあるときは自己判断せず、整形外科を受診してください。
野球肩の主な種類
| 種類 | 特徴 | 多い年代 |
|---|---|---|
| リトルリーグ肩(上腕骨近位骨端線離開) | 腕の骨の成長軟骨(骨端線)が投球で傷む | 小学校高学年〜中学生 |
| 腱板の炎症・損傷 | 肩を支える筋肉の腱が傷む | 中学生後半〜高校生以上 |
| 関節唇損傷 | 肩関節の受け皿のふちの軟骨が傷む | 高校生以上に多い |
| インピンジメント | 腕を上げたときに骨と腱がぶつかる | 幅広い年代 |
痛む場所と症状
- 投げるとき、特に腕をしならせる瞬間やボールを離すときに肩が痛む
- 肩の外側や前、後ろが痛む(種類によって場所が違います)
- 腕が上がりにくい、肩がだるい、球速やコントロールが落ちた
- 押すと痛い場所がある
「少し休めば投げられる」程度の痛みでも、繰り返すなら受診の目安です。
主な原因
- 投げすぎ:投球数や練習日数が多く、休みが足りない。
- フォーム:肘が下がる、体の開きが早いなど、肩に負担が集中する投げ方。
- 体の硬さ:肩甲骨まわり、胸、股関節が硬いと、肩だけで投げることになります。
- 成長期:骨の成長が筋肉や腱の成長に追いつかない時期は、特に傷みやすくなります。
肩が痛いときにすべきこと
- すぐに投げるのをやめる。
- 指導者と保護者に伝える。
- 整形外科(できればスポーツ整形外科)を受診し、レントゲンなどで状態を確認する。
- 医師の許可が出るまで投球を再開しない。多くは投球を休み、リハビリで体の使い方や柔軟性を整える保存療法が中心です。
予防のためにできること
- 投球数の管理と、投げない日をつくる(投球数の目安も参考に)。
- 練習前後のストレッチで肩甲骨・胸・股関節の柔軟性を保つ。
- 体幹や下半身を鍛え、全身で投げるフォームを身につける。
- 痛みを我慢しない、させない雰囲気をチームでつくる。
肘の痛みについては野球肘とはで解説しています。
よくある質問
野球肩はどこが痛くなりますか?
種類によって肩の外側・前・後ろなど痛む場所が違います。成長期では腕の骨の成長軟骨が傷むリトルリーグ肩が多く見られます。
野球肩は自分で治せますか?
投球を休むことは大切ですが、自己判断は危険です。整形外科で診断を受け、医師の指示に従ってください。
野球肩を予防するには?
投球数の管理、十分な休養、肩甲骨や股関節の柔軟性、全身を使うフォームが基本です。
参考資料
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