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ケガ予防2026.11.05 約2分で読めます

野球肩とは:成長期の中学生に多い症状・原因と痛いときの対応

投げると肩が痛い、腕が上がりにくい。成長期の中学生に多い野球肩の種類、痛む場所と症状、原因、そして痛いときにまずやるべきことをまとめました。

野球肩とは:成長期の中学生に多い症状・原因と痛いときの対応
写真:JerOme82 / Pixabay

野球肩(投球障害肩)は、投球動作を繰り返すことで肩に起きる痛みや障害の総称です。成長期の中学生では、骨の成長軟骨が傷むタイプが多いのが特徴です。この記事は一般的な情報です。痛みがあるときは自己判断せず、整形外科を受診してください。

野球肩の主な種類

種類特徴多い年代
リトルリーグ肩(上腕骨近位骨端線離開)腕の骨の成長軟骨(骨端線)が投球で傷む小学校高学年〜中学生
腱板の炎症・損傷肩を支える筋肉の腱が傷む中学生後半〜高校生以上
関節唇損傷肩関節の受け皿のふちの軟骨が傷む高校生以上に多い
インピンジメント腕を上げたときに骨と腱がぶつかる幅広い年代

痛む場所と症状

  • 投げるとき、特に腕をしならせる瞬間やボールを離すときに肩が痛む
  • 肩の外側や前、後ろが痛む(種類によって場所が違います)
  • 腕が上がりにくい、肩がだるい、球速やコントロールが落ちた
  • 押すと痛い場所がある

「少し休めば投げられる」程度の痛みでも、繰り返すなら受診の目安です。

主な原因

  • 投げすぎ:投球数や練習日数が多く、休みが足りない。
  • フォーム:肘が下がる、体の開きが早いなど、肩に負担が集中する投げ方。
  • 体の硬さ:肩甲骨まわり、胸、股関節が硬いと、肩だけで投げることになります。
  • 成長期:骨の成長が筋肉や腱の成長に追いつかない時期は、特に傷みやすくなります。

肩が痛いときにすべきこと

  1. すぐに投げるのをやめる。
  2. 指導者と保護者に伝える。
  3. 整形外科(できればスポーツ整形外科)を受診し、レントゲンなどで状態を確認する。
  4. 医師の許可が出るまで投球を再開しない。多くは投球を休み、リハビリで体の使い方や柔軟性を整える保存療法が中心です。

予防のためにできること

  • 投球数の管理と、投げない日をつくる(投球数の目安も参考に)。
  • 練習前後のストレッチで肩甲骨・胸・股関節の柔軟性を保つ。
  • 体幹や下半身を鍛え、全身で投げるフォームを身につける。
  • 痛みを我慢しない、させない雰囲気をチームでつくる。

肘の痛みについては野球肘とはで解説しています。

よくある質問

野球肩はどこが痛くなりますか?

種類によって肩の外側・前・後ろなど痛む場所が違います。成長期では腕の骨の成長軟骨が傷むリトルリーグ肩が多く見られます。

野球肩は自分で治せますか?

投球を休むことは大切ですが、自己判断は危険です。整形外科で診断を受け、医師の指示に従ってください。

野球肩を予防するには?

投球数の管理、十分な休養、肩甲骨や股関節の柔軟性、全身を使うフォームが基本です。

参考資料

  1. 芦屋整形外科スポーツクリニック:投球障害肩(野球肩)
  2. Nクリニック:野球肩はどんな痛み?

内容に誤りがありましたらお問い合わせください。

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